ちょっと待った!ソフトバンクのおうち割光セットを申し込む前に確認したい値引きのカラクリ

ソフトバンクの割引システム『おうち割光セット』。

ソフトバンクの固定回線とケータイのセットで月々の料金が割引になるというものです。

割引になるので、一見とてもおトクなように見えますが、
実際のところどうなんでしょうか?

ソフトバンクの値引きのカラクリについて解明してみました。

※このページ記載の値段は税抜き価格です※

おうち割光セットとは?

おうち割光セットとは、ソフトバンクまたはY!mobileのスマホを契約していれば、
自宅の回線を、以下の表に記載の回線にすることで、毎月のスマホ代が割引されるというものです。

対象固定回線サービス 割引期間
Softbank光(ファミリー・ライト含む) 永年
Softbank Air
Yahoo! BB ADSL
SoftBank ブロードバンド ADSL
(Nexyz.BB)
SoftBank ブロードバンド ADSL
(エンジョイBB)
ケーブルライン
ひかりdeトークS
(ケーブルライン)
NURO 光 でんわ
(ケーブルライン)
Yahoo! BB 光シティ
ホワイトBB 2年間
Yahoo! BB バリュープラン

一人あたり、毎月最大1,000円の割引、2年間で最大24,000円の割引になると公式サイトで大々的にPRされています。

しかし、よーく内容を読まないと勘違いしてしまうポイントがいくつかありました。

スマホの契約プランによって割引額が違う!?

2018年7月現在の『おうち割光セット』は以下のようなシステムとなっています。

← 表は途切れていたらスクロールできます →

対象サービス   割引額/月
データ定額50GB  1,000円
データ定額20GB 
データ定額5GB
 データ定額ミニ 2GB
 500円
1GBデータ定額(3Gケータイ)
 パケットし放題フラット for 4G LTE 1,000円
 パケットし放題フラット for 4G
パケットし放題フラット for スマートフォン
パケットし放題MAX for スマートフォン
4G/LTEデータし放題フラット
4Gデータし放題フラット+
パケットし放題フラット for シンプルスマホ
500円
 
(iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン
for 4G LTE

(タブレット 専用)ベーシックデータ
定額プランfor 4G LTE

ちなみに2018年1月16日以前に『おうち割光セット』を申し込んだ方は以下の割引が適応になります。

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対象サービス   割引額/月(2年間) 割引額/月(3年間)
データ定額50GB  1,000円 1,000円
データ定額30GB  1,852円 934円
データ定額20GB  1,410円 934円
データ定額5GB
 データ定額(おてがるプラン専用)  500円 500円 
 データ定額ミニ 2GB
 463円 463円  
1GBデータ定額(3Gケータイ)
 パケットし放題フラット for 4G LTE 463円→1,410円
463円→934円
 パケットし放題フラット for 4G
パケットし放題フラット for スマートフォン
パケットし放題MAX for スマートフォン
4G/LTEデータし放題フラット 1,410円
934円
4Gデータし放題フラット+
パケットし放題フラット for シンプルスマホ
463円 463円
(iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン
for 4G LTE

(タブレット 専用)ベーシックデータ
定額プランfor 4G LTE

現在は、ギガモンスターやパケ放題プランに加入している人のみ1,000円の割引となり、データ定額ミニや3Gケータイ用の定額プランそしてシンプルスマホ、iPad、タブレット用のプランは500円の割引になります。

インターネット界隈でよく使われる最大〇〇という表現には、こういったカラクリが潜んでいました。

ホームページなどを軽く見ただけではわからないような表現をしていることもありますので注意が必要です。

データシェアプラスの子回線には適応にならない

1つの親回線の料金だけで、家族間でデータをシェアできる「データシェアプラス」プラン。

毎月500円/台の追加料金が必要となりますが、
親回線1契約で5回線まで子回線として利用できます。

例えば データ量が50GBの「ウルトラギガモンスター」を契約した場合、データ通信量8,500円を6人利用できるので実質1人1,416円でケータイが持てます。

この契約の場合、『おうち割光セット』が適用となるのは親回線の1契約のみで、
子回線には適応となりませんので、注意が必要です。

割引は500円?おうち割光セットのカラクリ

まだまだ『おうち割光セット』のカラクリはありますよ。
実は、『おうち割光セット』には3つのオプションへの加入が必須となっています。

オプションは、「 光BBユニット」、「 Wi-Fiマルチパック」、「 ホワイトひかり電話、ひかり電話(N)+BBフォン、BBフォンの電話オプションのいずれか」の3つで、利用しなくても加入が必須です。

各オプションの月額料金については以下の表のとおり。

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オプション  円/月
光BBユニット  467円
Wi-Fiマルチパック
または
Wi-Fi地デジパック
990円
ホワイト光電話
または
ひかり電話(N)+BBフォン
または
BBフォン
467円

それぞれを個別に契約すると、月額1,924円かかります。

おかしいですね?これじゃあ毎月1,000円の割引でおトクになる!と思いきや、
オプションで毎月924円も更にお金が取られていることになります。

『おうち割光セット』っておトクじゃないじゃない!と思ったあなた、ここにもカラクリが潜んでいます。

よーく読まないとわからない「ソフトバンク光 サービス特典」とは?

提供条件書をよーく読むと書いてあるのが、「softbank光 サービス特典」というものです。

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オプション
料金 
光BBユニット
 Wi-Fiマルチパック
または
Wi-Fi地デジパック
ホワイト光電話
基本プラン   500円
基本プランα 1,000円
だれとでも定額
for
ひかり電話
1,500円
ひかり電話(N)
+
BBフォン


基本プラン(N)   500円
スマート基本プラン(N) 1,500円
BBフォン  500円

これは、ソフトバンク光に加入したときのみ適応となる特典で、

「1) 光BBユニット」+「2) Wi-Fiマルチパック」+「3) ホワイトひかり電話、ひかり電話(N)+BBフォン、BBフォンの電話オプションのいずれか」のオプション加入で、合計月額500円で3つのオプションが利用できてしまうという特典です。

つまり『おうち割光セット』の実質割引は?

ここまで読んで頂いた方ならもうおわかりかと思います。
つまり、

『おうち割光セット』は一人あたり最大割引は1,000円/月 & 500円/月のオプション加入が必須ということなので、実質は500円/月の割引にしかならないということなんです。

ホームページを一見しただけでは到底わからないような表記ですが…、
しっかりと記載してありますので、契約してから思っていたのと違うぞ?となっても言い逃れはできません。

結局、ソフトバンク光とセットでどの位おトクになるの?

なんとなく、『おうち割光セット』は怪しいのかな?という印象になってしまったかもしれません。

しかし、『おうち割光セット』は使い方によってはとってもおトクに利用できるんですよ。

『ソフトバンク光』とソフトバンクケータイをセットの料金から
おうち割光セット割引を適用した場合の料金についてまとめました。

※ 計算式:(ソフトバンク光月額料金)+(ソフトバンクケータイ料金)-(おうち割光セット割引)

 スマホの料金

※「iPhone」+「スマ放題ライト(2年割)1,700円/月、またはホワイトプラン(i)(2年契約):934円/月」の場合

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サービス  1回線の料金 データ料金 スマ放題ライト/
ホワイトプラン(i)
オプション
(必須)
iPhone基本パック
(必須) 
 割引額
データ定額50GB 9,260円/月 7,560円/月 1,700円/月 500円/月
 500円/月
-1,000円/月
データ定額20GB  8,180円/月 6,480円/月
データ定額5GB
7,100円/月 5,400円/月
 データ定額ミニ 2GB
5,700円/月 3,500円/月 -500円/月
1GBデータ定額(3Gケータイ) 5,100円/月 2,900円/月
 パケットし放題フラット for 4G LTE 6,634円/月 5,700円/月 934円/月 -1,000円/月
 パケットし放題フラット for 4G 2,934〜7,134円/月 2,000〜6,200円/月
パケットし放題フラット for スマートフォン 6,134円/月 5,200円/月
パケットし放題MAX for スマートフォン
5,685円/月 3,985円/月 1,700円/月
4G/LTEデータし放題フラット 6,396円/月 4,696円/月
4Gデータし放題フラット+ 6,396円/月 4,696円/月
パケットし放題フラット for シンプルスマホ
4,273円/月 2,839円/月
934円/月 -500円/月
(iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン
for 4G LTE
6,634円/月 5,200円/月
(タブレット 専用)ベーシックデータ
定額プランfor 4G LTE
7,134円/月 5,700円/月

 スマホ+ソフトバンク光の料金

スマホとソフトバンク光を契約した場合、
毎月どの程度の費用がかかるかを表にしました。

※割引やキャッシュバック等は考慮していません。あくまで基本料金です。

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サービス  スマホ
+
戸建てプラン
スマホ
+
集合住宅プラン
戸建て
基本料金
集合住宅
基本料金
データ定額50GB 14,460円/月 13,060円/月 5,200円/月 3,800円/月
データ定額20GB  13,380円/月 11,980円/月
データ定額5GB
12,300円/月 10,900円/月
 データ定額ミニ 2GB
10,900円/月 9,500円/月
1GBデータ定額(3Gケータイ) 10,300円/月 8,900円/月
 パケットし放題フラット for 4G LTE 11,834円/月 10,434円/月
 パケットし放題フラット for 4G 8,134〜12,334円/月 6,734〜10,934円/月
パケットし放題フラット for スマートフォン 11,334円/月 9,934円/月
パケットし放題MAX for スマートフォン
10,885円/月 9,485円/月
4G/LTEデータし放題フラット 11,596円/月 10,196円/月
4Gデータし放題フラット+ 11,596円/月 10,196円/月
パケットし放題フラット for シンプルスマホ
9,473円/月 8,073円/月
(iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン
for 4G LTE
11,834円/月 10,434円/月
(タブレット 専用)ベーシックデータ
定額プランfor 4G LTE
12,334円/月 10,934円/月

『おうち割光セット』はこんな人ならオススメ

『おうち割光セット』は2回線以上のケータイ契約があるならおトク断然オススメのサービスです。

親回線数 割引金額
1台 -500円/月
2台 -1,500円/月
3台 -2,500円/月
4台 -3,500円/月
5台  -4,500円/月
6台  -5,500円/月
7台  -6,500円/月
8台  -7,500円/月
9台  -8,500円/月
10台  -9,500円/月

1回線だとオプション加入も有り実際の割引は500円/月ですが、2回線目は1,000円/月が丸々割引になります。

しかも、最大10回線まで適応になるので、最大の割引金額は9,500円/月になります。

さすがに10回線を利用することはあまりないと思いますが、

1回線だと正直あまりメリットを感じませんが、2回線以上であればその恩恵を感じることができるでしょうね。

 正直なところ、私ならこうする

とはいえ、1回線契約するごとに、月々の料金は上乗せされるわけで、結局は支出が増えてしまいますよね。

それに、大容量の回線って実はそこまで利用しないことのほうが多いと思います。
特に自宅に光回線があれば、家の中では光回線からWi-Fiを飛ばして利用しますからね。

私はギガモンスター20GBを契約していますが、出先でスマホテザリングをしても、次月に余った容量を繰り越すぐらいには余裕があります。

大容量のプランを家族みんなで契約する必要性は皆無だと個人的には思います。

ですので、私だったらウルトラギガモンスター50GBを家族でデータシェアプラスして、そこにおうち割光セットを適応させて利用しますかね。

これで、スマホ50GB(9,260円/月)+データシェアプラス代(500円・台/月)+ソフトバンク光(5,200円/月 or 3,800円/月)におさえられますよ。

※子回線は5台まで。

← 表は途切れていたらスクロールできます →

子回線数 月額料金(戸建て) 月額料金(集合住宅)
1人当たりのByte数
1台 14,960円/月 13,560円/月
25GB
2台 15,460円/月 14,060円/月
16.6GB
3台 15,960円/月 14,560円/月
12.5GB
4台 16,460円/月 15,060円/月
10GB
5台  16,960円/月 15,560円/月
8.3GB

『おうち割光セット』実際の評判

おうち割光セットの実際の評判を集めてみました。

※ツイッターからのランダム抽出です。


実際の割引感がわかりますね。


『おうち割光セット 』はMysoftbankで申請できます。


おうち割だけでなくいろいろとオトクなところもあります。


わかりにくさからくる詐欺っぽさ…。気持ちはすごくわかります。


勧誘電話もあるみたいですね…。


何かあればツイッターのソフトバンクカスタマーサービス担当に連絡するのもアリかもしれません。

総務省から指導?セット割りの問題点

ちなみに、『おうち割光セット』のようなケータイとのセット割りは総務省から指導が入っているようです。

指導の内容を簡単にまとめると、以下の通り。

  • セット割引が固定回線から割り引かれるかのような広告誘引(不正広告)。
  • セット割引することで固定回線の適正コストを引き下げる恐れ(価格崩壊)。
  • 固定回線の適正コストを引き下げることで不当な競争が生じる恐れ(競争激化)。
  • セット割引の囲い込み、乗り換えコストの上昇で生じる競争制限効果(他社へ乗り換えにくい)。

 

こういった指導が入った結果、ドコモ光とソフトバンク光では「セット割」の料金改定またホームページの改善などを行いました。

適正コストに関しては現時点では問題がないという判断になったそうです。
利用者としては、価格が安いに越したことはありませんが、そのせいで品質や業界の衰退が起こっては元も子もないので、デリケートに進んでいってほしいものです。

他社への乗り換えしにくさは、利用者としては頭の痛い問題です。
ドコモなどは長期利用者にはポイント還元で対応するなど、明らかな囲い込み作戦を組んでいますが、どこか会社都合な感じで利用者置いてけぼり的な気がします。

いずれ、セット割はなくなるかもしれませんね。

まとめ

このページでは、ソフトバンクの『おうち割光セット』について解説してきました。

光回線を契約するにはスマホ割のようなサービスもしっかりと考えて契約したほうが、よりおトクに利用できます。
しかし、インターネットの契約は、条件や手間などを考えると、1度契約するとなかなか解約することができないものです。

とはいえ、利用者にとってはパッと見ではわかりにくい説明の仕方がされているのも事実。契約する際には、しっかりと情報収集して賢く使っていきたいですね!

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