現在、お使いのインターネットの速度に満足しているでしょうか?
不満はないけど、もし可能なら、もう少し快適にインターネットを利用したい。
または、
これから光回線を契約する上で、失敗はしたくない。
そうお考えの方も多いのではないでしょうか?
数あるインターネットサービスの中から、光回線を選ぶにはそれなりの理由があるかと思います。
- 通信品質が高い。
- 速度安定性が高い。
- Ping安定性が高い。
- 使い放題で利用できる。
少し考えただけでも光回線のメリットはいくつか挙げられます。
快適なインターネットの基準は人それぞれだと思いますが、なかでも光回線においてやっぱり気になるポイントは、
- 速度が速いかどうか。
ではないでしょうか?
ひとえに光回線といっても、良いものと悪いものがあります。
どうせ契約するなら最善の選択をしたいところですよね!
そこで、このページでは光回線の速さや、快適にインターネットを利用するために必要な回線条件について解説し、それを踏まえた上で、今まさに選ぶべき光回線はいったいどれなのか?を紹介していきます。
現行の光回線を一覧表で紹介
現行の光回線をまとめた表が以下になります。
クリックで拡大
参考:携帯4GLTE(下り:187.5Mbps、上り:37.5Mbps)
光回線は、上から下までかなり幅広いサービス環境が存在します。
なかでも現在最も普及しているのが、1ギガ回線です。
いわゆる、光コラボと呼ばれるサービスがこれにあたり、利用者数も年々増えています。
現状最速は10Gbps回線です。
auひかり、NURO光のみでサービスが提供されており、提供エリアも関東(東海・関西)とかなり限られたなかで実現されているサービスです。
ベストエフォートに騙されない!実際の光回線速度を検証!
「速い」とうたっている回線も、それはあくまでベストエフォート値でしかありません。
実際に利用すると、シェアドアクセス方式である以上、ベストエフォート値がでないのは当然のことです。
また、それ以外にも様々な障害や電波減弱によりかなり速度が低下してしまうのは、正直どうしようもない事実ではあります。
とはいえ、せっかく速い光回線を利用するなら、少しでもベストエフォート値に近い速度を期待してしまいます。
「みんなのネット回線速度」をみると、実際に光回線を利用しているユーザーが測定結果が公開しており、リアリティのある速度の予測をたてることができます。
このサイトを参考にした、光回線サービスのだいたいの速度目安が以下の表となります。
サービス | 下り速度 | 上り速度 | Ping値 |
フレッツ光ネクスト | 83Mbps | 103Mbps | 31ms |
NURO光 | 248Mbps | 189Mbps | 13ms |
ドコモ光 | 90Mbps | 125Mbps | 29ms |
auひかり | 159Mbps | 140Mbps | 22ms |
softbank光 | 105Mbps | 126Mbps | 25ms |
So-net光 | 120Mbps | 140Mbps | 27ms |
OCN光 | 113Mbps | 112Mbps | 28ms |
ビッグローブ光 | 108Mbps | 147Mbps | 26ms |
J:COM NET | 134Mbps | 70Mbps | 27ms |
やはり、どの回線も速度減弱しているのが見て取れます。
とはいえ、測定データは、測定環境によって大きく変わるのであくまで参考程度に見ていただければと思います。
光回線が必要な環境とは?
現状、一般的なネットサーフィンやアプリでのやり取り、SNSといったサービスであれば、WiMAXや携帯通信で事足りる場合のほうが多いのは事実です。
では、どんな場合に光回線を利用したほうが良いのでしょうか?
もし、以下のポイントに当てはまる人であれば、間違いなく光回線を利用したほうが快適だと言えます。
- ゲーム(オンライン、据え置き、スマホ)を頻繁に行う。
- 動画(youtube、ニコニコ、Amazonプライム・HuluなどのVOD)を良く見る。
- 4K、8K技術を利用している(アップロード・ダウンロード)。
特に、上記サービスを利用しており、かつ同一回線を複数人(家族・友人)でシェアするなら、速い・安定・大容量・使い放題の光回線にしたほうが良いです。
ゲームに必要な回線速度
オンラインゲームに必要な回線速度は実は大したことはありません。
最低50Mbpsあれば十分にプレイすることが可能です。
もちろん、速いに越したことはありませんがそこまで神経質になる必要もないでしょう。
回線速度以上に、オンラインゲームに必要なのはPing値というデータ位置情報のやり取り速度です。
Ping値が遅ければ遅いほど「ラグ」が生じやすく、快適なゲームプレイが阻害されるどころか、プレイ画面の向こう側にいる相手にもかなりの迷惑をかけてしまいます。
Ping値(ms) | 快適度 |
0〜50 | 快適 |
51〜100 | 普通 |
101〜150 | ややラグい |
151〜 | ラグい |
残念ながら回線速度が遅くてPing値が低いという回線はなかなか見受けられません。
結局のところ、Ping値を低くしたいなら、速い回線を選ぶのがもっとも簡単な解決法でしょう。
ゲームダウンロード時間を削減するならなるべく速い回線を!
ゲームをプレイしていて、1番無駄な時間と言えば「ゲームをダウンロードする時間」ではないでしょうか?
- 新発売のゲームをダウンロード。
- 新しいパッチをダウンロード。
ゲームをプレイしていると、間違いなく経験するストレスフルな時間です。
ダウンロードに数時間かかるなんて経験は、なるべく避けたいところです。
貴重なゲームプレイ時間がどんどん減っていってしまいますので…。
もしこの時間を少しでも削減したいと思っているなら、なるべく速い光回線を選ぶのがベストです。
以下に、ゲーム(スマブラ SPECIAL:データ容量16GB)のダウンロード時間の目安を一覧にしました。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL データ容量:16GB |
|
回線速度 (伝送効率100%の場合) |
ダウンロード時間 (理論値) |
10Gbps | 12.8秒 |
6Gbps | 21.3秒 |
5Gbps | 25.6秒 |
2Gbps | 1分4秒 |
1Gbps | 2分8秒 |
500Mbps | 4分22秒 |
250Mbps | 8分44秒 |
100Mbps | 21分50秒 |
50Mbps | 43分41秒 |
10Mbps | 3時間38分 |
仮に、ゲームダウンロードに許容できる時間を10分とすると、約250Mbpsの回線速度を安定してだせる回線であれば必要十分であると言えます。
あとはPing値が安定しているかどうかでしょう。基本的には速いと言われる回線であれば問題は無いのですが、Ping値の考え方も人それぞれです。
10ms以下であれば最適なのですが、実際はそうもいきません。
求めている回線のPing値が知りたければ、「みんなのネット回線速度」が参考になります。
動画に必要な回線速度
Youtubeでは、画質が144p〜1080pまで選択可能です。より数値が高くなるほど高画質となり、それだけ読み込む容量も増えていきます。
必要とされる回線速度は、1080pで1Mbps、144pで5kbpsあれば大丈夫なので、回線速度はそこまで重要ではありません。
また、動画の場合は回線速度が遅いからと言って動画が見られないわけではありません。
あくまで読み込む時間に対して快適に動画が視聴できるかという基準が大事です。
ライブストリーミングや4K映像とといった一部のサービスを除いては、回線速度はあまり気にする必要はないといえます。
動画視聴に必要なのは使い放題というポイント
ついつい、動画を見すぎてしまい携帯電話の通信制限にかかってしまった、という経験をしたことが有る方も多いハズ。
光回線の場合、使い放題なので通信制限にかかるということがないので動画は見放題です。
例えば、YoutubeのHD動画で1分の動画を見た場合、約12MBの通信量を消費すると言われています。
仮に、1ヶ月に583分の動画を見た場合7GBのデータ通信量となり、WiMAXの7GBプランであれば通信制限がかかる基準にかかってきてしまいます。
携帯電話の通信制限であれば、より視聴できる時間は少ないですね。
以下に、有名な動画配信サービスの通信容量の目安を一覧にしましたので参考にしてみてください。
動画サービス | 通信容量の目安 (フルHD画質:1080p) |
Youtube | 1GB/時間 |
Netflix | 7GB/時間 |
Amazon プライムビデオ |
5.8GB/時間 |
Hulu | 1.8GB/時間 |
U-NEXT | 1.8GB/時間 |
d-TV | 1.5GB/時間 |
4K・8K技術に必要な回線速度
4Kに必要な回線速度はどのくらいでしょうか?
4K映像は、通常の映像とくらべてファイルサイズが大きいためそれだけ伝送容量も増えてきます。
例えば、1時間の4K映像では約270GBの容量が必要になってくるようです。
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#424242″ bgcolor=”#FAFAFA” color=”#000000″ iconsize=”100″]参考)伊藤忠ケーブルシステム株式会社[/st-cmemo]仮に、270GBの容量のファイルをクラウドサーバー上にアップロード・ダウンロードするとしたら、時間はどのくらいかかるのでしょうか?
推定される時間は以下の通りになります。
回線速度 (伝送効率100%の場合) |
容量270GBの 転送時間の目安 (理論値) |
10Gbps | 3分36秒 |
6Gbps | 6分 |
5Gbps | 7分12秒 |
2Gbps | 18分 |
1Gbps | 36分 |
500Mbps | 1時間13分 |
250Mbps | 2時間27分 |
100Mbps | 6時間8分 |
50Mbps | 12時間17分 |
10Mbps | 61時間26分 |
ここまでくると、圧倒的優位性があるのは2G以上の回線であることが明白となります。
1Gbpsと10Gbpsの回線では、煮込みカレーとカップラーメンができるまでの時間くらい差があります。
今後、映像技術は間違いなく4K・8Kに切り替わっていくでしょう。
現在はその過渡期ともいえる段階です。
例えば、Youtubeに渾身の1時間4K動画をアップロードすることを想像してみてください。
一刻も早く公開したいという気持ちを抑え1時間近くも待っているのは、間違いなく時間の無駄だと感じます。
そういったストレスフルなタイムラグをなくすためにも、速度の速い回線を利用するのは重要なことではないでしょうか。
とはいえ、現時点で4K映像に熱心に取り組んでいるという方は少ないと思います。
10Gbpsの回線とまでは言わないまでも、2Gbps以上の回線を準備しておくことが、2020年オリンピックを控えている現時点においては最適な選択といえます。
理想的な光回線の選び方は?
ここまで、光回線に必要な速度に関して、
特に、
- ゲーム
- 動画
- 4K、8K技術
に焦点を当てて紹介してきました。
色々とわかったけど、結局どの回線を選べば良いの?
という方のために、簡単に回線選びのポイントを紹介します。
あなたにピッタリの光回線を選ぶポイントは3つ!
ずばり!理想的な光回線の条件には、以下の3つのポイントを見ていくと安定します。
現行のテクノロジーに合致している。 |
私達(ユーザー)の求めている速度を実現している。 |
サービスに対し低コストといえる。 |
光コラボは最適か?
現在、光回線業界はかなりカオスな状態におかれていることをご存知でしょうか?
というのも、光回線サービス卸が開始した事で、ありとあらゆる業者がインターネットサービス業界に参入してきています。
それはもう有象無象の集まりです。
これは、いわゆる「光コラボ」とひとまとめにされるサービスですが、このサービスの中から一つを選ぶのはかなり骨が折れますし、それに見合ったサービスかと言われるとそうでも無いのが事実です。
もちろん、こだわりなく普通に使うのであれば全く問題ないのですが、最適な選択かと言われると少し疑問が残ります。
[st-cmemo fontawesome=”fa-file-text-o” iconcolor=”#424242″ bgcolor=”#FAFAFA” color=”#000000″ iconsize=”100″]総務省データによると光コラボは200以上もあるとされています。[/st-cmemo]サービス提供をしている業者が多い、かつ光回線の元祖フレッツ光の設備を利用しているといった事実から、どうしても情報量が多いぶん目に付きがちです。
しかし結局、光コラボはもとを辿ればNTTのフレッツ光サービスと同じですので、
- 通信速度は最大1Gbps
に固定されます。
つまり、どれを選んでも最大通信速度は変わらないんです。
それにも関わらず、意外と料金が高いのも頭が痛いところ。
光コラボは基本的に5,000円/月オーバーの出費がかかるところが多いようです。
現行のテクノロジーに合致している。 | [star4] |
私達(ユーザー)の求めている速度を実現している。 | [star3] |
サービスに対し低コストといえる。 | [star2] |
-月々3,000円代で利用できる!光コラボ最安サービスについてはコチラ-
[blogcard url=”https://kaiteki-netlife.com/enhikari/”]速すぎる回線は必要か?
現在、auひかり、NURO光において最大10Gbpsの回線速度サービスが提供されています。
auひかり Xギガホーム |
NURO光 10Gs |
NURO光 10G |
NURO光 6Gs |
auひかり Vギガホーム |
|
最大 通信速度 |
下り:10Gbps 上り:10Gbps |
下り:10Gbps 上り:10Gbps |
下り:10Gbps 上り:2.5Gbps |
下り:6Gbps 上り:6Gbps |
下り:5Gbps 上り:5Gbps |
月額料金 | 6,380円 | 5,743円 | 6.480円 | 5,243円 | 5,600円 |
提供エリア | 東京・神奈川 埼玉・千葉の一部 |
関東1都6県 東海4県 関西2府3県 |
関東1都6県 東海4県 関西2府3県 |
関東1都6県 東海4県 関西2府3県 |
東京・神奈川 埼玉・千葉の一部 |
導入工事費 | 37,500円 | 60,000円 | 40,000円 | 60,000円 | 37,500円 |
正直なところ、現段階でこれらのサービスはオーバースペック気味であると感じます。
というのも、10Gbpsを十分に発揮できる機器が世の中に十分普及しておらず、宝の持ち腐れになる可能性が高いのです。
もし、以下のポイントをすべて満たしていなければ、上記のようなハイエンドサービスは現時点で不要でしょう。
- PCのネットワークカードが10GBASE-Tに対応している。
- CAT7以上のLANケーブルを使用している。
- 801.11ax(WiFi6)に対応しているデバイスを所有している。
もちろん、今後のために契約する、という考えのもと契約するのは問題ありませんが、高スペックであるがゆえに高額といったデメリットもしっかりと理解して申し込む必要があります。
現行のテクノロジーに合致している。 | [star3] |
私達(ユーザー)の求めている速度を実現している。 | [star5] |
サービスに対し低コストといえる。 | [star3] |
今、選ぶべき光回線は?
以上のことより、
2018年現在で最も選んで間違いない、光回線のベストチョイスといえる回線はNURO光G2Vです。
- 回線速度、下り2Gbps
- 月額料金の安さ
- 評判の高さ
家庭用として、既存の光回線サービスから1歩抜きん出た回線速度、それにも関わらず月額料金が抑えられている。
また、2年連続光回線サービス満足度1位という評判の良さも伺えます。
現行のテクノロジーに合致している。 | [star5] |
私達(ユーザー)の求めている速度を実現している。 | [star5] |
サービスに対し低コストといえる。 | [star4] |
もちろん、NURO光にはデメリットもあります。
それは、提供エリアが限られているということ。
現在のNURO光の提供エリアは関東・関西・東海となっています。
残念ながら、ここ以外の地域の方はNURO光を契約できません。
[st-mybox title=”NURO光提供エリア” fontawesome=”” color=”#212121″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold”]関東1都6県
東海4県
関西2府3県
デメリットもあるNURO光ですが、コストパフォーマンスに優れており、インターネットニーズに最も合致している現時点で最高の光回線と言えるでしょう。
もし、これから光回線を契約するなら第一候補として検討して間違いありません。
まとめ
このページでは、光回線について解説してきました。
今、主流となっている1Gbpsの光コラボは、正直なところすでにスペック不足だと感じます。
もちろん、インターネットは最低限で良いという方であれば問題はないので、だからこそ選ばれているという風にも考えられます。
しかし少しでもこだわりたいという方であれば、光コラボは選ぶべき回線だとはあまり言えません。
また、現時点で、最大の10Gbpsの光回線は、まだまだ活用できる環境はまだまだ整っていないのが現状です。
今後の技術発展によっては10Gbpsが当たり前の世界もやってくると思いますが、いま光回線を選ぶのであれば最大2GbpsのNURO光がコストパフォーマンスからみて最適解であると言えます。
もちろん、光回線の運用方法は人それぞれですのでここで紹介した内容はほんの一例です。
是非、あなたにピッタリの光回線を選んでくださいね。
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